【墓じまいその９】～お墓の引越先と費用①～|

本日は、シリーズ「墓じまい」の第九回目になります。

以前予告しましたが、テーマとしてはご遺骨の引越先・費用になります。

近年、新しいタイプのお墓が増えています。実際に、スマートフォンを使ったバーチャルお墓を開発されている方にもお会いしたことがありますので、今後益々新しい形態のお墓が生まれることでしょう。とはいえ、昔ながらの形態を好む方が多いのも事実です。

そこで、拙いながらも一度整理してみたいと思います。

■「一般墓」：家族や親族で代々守っていくお墓のこと

いわゆる従来型のお墓ですが、「墓じまい」にあたり新しいお墓を購入する場合には、「墓石代」「永代使用料」「管理費」が掛かるのが通常です。

「墓石代」は素材やデザイン、大きさなどによって幅はありますが、おおよそ100~200万円程度の費用がかかります。

「永代使用料」は墓地の土地を使用するのに掛かる費用です。これは10万円台~200万円程度の費用がかかります。ここで注意して頂きたいのが、あくまでも使用料≒家賃なので、土地が自分の所有になるわけではありません。

最後に「管理費」ですが、年間で4,000円~1万5,000円程度掛かります。これはお墓の利用を継続するのに必要な費用なので、継続的な支払いが必要になります。

最近、電車内でお墓についての広告をよく目にするようになりました。「終活」「生前対策」の一つとして、お体が動くうちに是非「墓じまい」についてご家族で話し合い、取り組んでみてはいかがでしょうか。当協会もきっとお役に立てると思います。

※次回は後継者不要の「永代供養墓」についてまとめていきます。